おいしいお店の物語 こだわりの商品を作る物語

杏里ファーム その2

決断から実行がとても早い社長・椛島一晴さん。
半年で「椛島氷菓」を開店した裏では……

福岡産マンゴーの温室

アイスキャンデーの話が出てから、半年でお店まで持っていった椛島 一晴さん。
来年か、さ来年には新しい工場がドーンと建っている予定だと言います。

椛島 一晴さん:
「早くも遅くもですよ?年齢が足らんごとなってくる。
 もう60歳までしか仕事しない!って決めとります。
 だから、急いでいかんと後6年しかないんです。」

後6年で自分が辞めるためには、後継者をしっかり育てておかないと辞めれない。
工場を作ってから、後継者を育てることを考えると、3年くらいで作っておかないといけない計算だそうです。
杏里ファームの従業員さんは、20代〜30代と若い方ばかりです。

栄子さん:「21歳の息子まで入れると、さらに若くなります。」

「(息子さんは)継ぎたいんでしょうね。農大に行っとるから。
 しかしですね、息子がなるっちゃ決まってない。
 『誰か出来る奴がやらないと』と言ってます。」

椛島氷菓

全国から観光客やお客さんが来るお店、椛島氷菓。
古い古民家の縁側や部屋の中で昔ながらのアイスキャンデーを食べたり、お茶することも出来ます。

「『何10年やってるんですか?』って聞かれます(笑)
 まだ3〜4年ですよ。
 たまたま、ああいうお家があった…というか、先にあって(笑)」

持ってらっしゃったんですか?

「買ったとですよ(笑)」

椛島氷菓

現在、椛島氷菓がある前の農協の倉庫の角っこで、ジェラート屋を始めた椛島さん。
当時、その辺りは駐車場も何もなかったそうです。

「空き家を持ってたおっちゃんが『買ってくれんやろか?』って言ってきて。
『買ってくれんやろか?』ちゅーとは、買わないけんでしょう!
そしたら、怒られてですねー(笑)」

「怒ってない!私、知らなかったもの(笑)
 借りとると思っとった(笑)」

「たしかに、『そこは借りとる』と言っとった(笑)
 でも、やっぱりバレるとですよ。」

でも、そのおかげで椛島氷菓ができ、栄子さんがそのお店をとても気に入っています。

「私はずーっと椛島氷菓やります!」

「『私のお店』って言うけんですね。名義は僕のですよ(笑)」

椛島氷菓

栄子さんは、いろんな方が訪れてくれ、いろんな話ができる椛島氷菓にいることが大好きだと話してくれました。
一晴さんが60歳で引退しても、栄子さんは椛島氷菓にいたいそうです。

「やっぱアイスキャンデー屋さんはそうですよ!
ばあさんが店番しとるのが我々の世代のキャンデー屋のイメージですよ(笑)」

満面の笑みで迎えてくれる栄子さんと話しをしたくて、アイスキャンデーを買いにいくお客さんも多いのが何だかわかった気がしました。



杏里ファーム
杏里ファーム
(農産物・アイス等の直売・温室カフェ)
〒832-0089
福岡県柳川市田脇524-1(MAPあり)
TEL 0944-73-8120
OPEN 10:00~17:00
水曜定休

公式 website http://www.yokaocha.com


椛島氷菓
椛島氷菓
〒832-0061
福岡県柳川市本城町53-2(MAPあり)
TEL 0944-74-5333

公式 website http://www.kabajirushi.com

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。