さんぽ日記

福岡県大牟田さんぽ

かつて、炭坑の街として賑わいを見せた街は、ちくご地方の他の地域とは少し異なる雰囲気を持っています。

同じ近代産業で大きくなった久留米とはまた少し違うように感じる空気、人。

「炭坑を掘るだけでは、掘り尽くしたら終わり。
 街を100年もたす為に三池港を造り、関連産業を発展させたんです。」

大牟田を案内してくださった松井右子さんは言います。
だから、福岡の他の炭坑の街とは少し発展の仕方が違うそうです。

大牟田さんぽ
炭坑で実際に使われていたトロッコが展示されています。

大牟田さんぽ
現在の工場群。

「60年安保が起きた時、大牟田はエネルギー変化の問題というもう一つ激動を迎えたの。」

大牟田で50年間、コーヒーサロンはらを営む上野さんは言います。

「昔は(駅前の)商店街で食べるのも遊ぶのも買うのも全て済んだ。
 大牟田で全て事足りてたから、ファッションとかはガラパゴス化しとった(笑)」

お好み焼きだるまの店主、村里さんは言いました。

大牟田さんぽ

大牟田さんぽ

1930年の看板が残る文房具屋さん。大牟田が空襲を受けた時もこの建物は残ったそう。

戦前にすでにコンクリートのビルが建っていたほど都会だった大牟田。
純喫茶やコンサートホール、文化的な側面も発展した面影は残っており、炭坑跡地など近代建築をなんとか残して行こうという動きもあります。

大牟田さんぽ
コーヒーサロン はらの前には、かつて大きな百貨店が建っていました。

「街の経済が苦しくなると、文化的なことはまず消えていくの。
 みんなそんな余裕はなくなりますものね。
 でも、そうなると子どもたちは荒んでいくから。」

次の世代へ、音楽をクラシックの素晴らしさを伝えていきたいと日本フィルハーモニーを招く上野さん。

大牟田さんぽ

大牟田市が歩んできた近代史は内容がとても濃い。
そして、活気を失いつつある今だからこそ、これからの大牟田市を考え動こうとしてる人たちの街を想う力をとても感じました。

「大牟田のリアルを見て欲しい!」

村里さんは、最近強く思うようになったそうです。

独自の発展をとげた大牟田市には、まだまだ魅力的なお店、人々、モノが潜んでいそうです。

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。

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