イベントレポート

「ぽかぽか生姜バー」に行ってきました。

山の農園 (kotokoto kitchen )さんの生姜をたっぷり使った料理と生姜の話。

九州のワクワクを掘りおこす活動型ウェブマガジン「アナバナ」さんが、月に1回 事務所をバーに見立てて、生産者さんやお店の方を招いてお話やドリンク、食べ物をテーマごとに楽しめるイベント「穴バー」
セロリズッペンの森さんをゲストに『セロリバー』というのもありました)

今回の穴バーは、ビブリオチックでもお世話になっているkotokoto kitchen(山の農園)さんの米澤さんがゲストの「ぽかぽか生姜バー」。


1年で一番寒いとされる『大寒』の日。
お昼から雨が雪に変わり、本当に凍えるくらい寒い夜でした。

定員50名の予約が満員御礼となった『生姜バー』
近くにいてお話させてもらった女性も、お1人で初参加と言ってました。

「生姜が大好きで。1人で乗り込みました(笑)」


米澤さんの生姜を使って、料理家のフジモトシマさんが用意してくださった料理が4品と生姜をたっぷり使ったお酒やドリンクをまずは楽しみます。
生姜を使うことで爽やかになるバーニャカウダーソース。


「生姜の佃煮」「生姜ジャム」ですぐ出来るメニューも。
クリームチーズに生姜の佃煮、生ハムに生姜ジャム。
ぜひ真似していただきたいほど、簡単なのにとても美味しかったです。

米澤さんの奥さま佳江さんとは、イベントでお会いしたり、kotokoto kitchen の商品仕入れのやり取りなどで、交流がありましたが
山の農園主である竜一さんとは、これが初対面。
トークショーの前に少しお話しをさせてもらってたら、やっぱり緊張するらしく

「一杯、飲んでおこうかな…」と(笑)


料理とドリンクをある程度、楽しんだところでトークショーの始まりです。

サラリーマンとして働いていたのを辞めて、生姜農家になった経緯からお話ししてました。
きっかけは、なんと1冊の本。
『週休4日で年1000万円の収入がある起業農家になろう!』という本でした(笑)

「週休4日はウソでした(笑)
 今は年に4日休みがあるかどうか。」

その本に書かれていた色んなことが現実とは違いましたが、『クリエイティブで楽しい仕事』という点のみ、米澤さんにとっては本当だったようです。


福岡市早良区の南の端っこ。佐賀県との県境・背振山系のふもとにある生姜畑の話。

「福岡市だけど、夜は本当に真っ暗。
 たまに何か光ってたら、アナグマかイノシシの目(笑)」


大きな生姜の登場に、会場に「オォ〜〜」とどよめきが。

「生姜は、これ自体が種なんです。
皆さん、種を食べているんです。
生姜が他の野菜に比べて高いのは、種が高いから。
大根は小さい種を植えて1万倍くらいの大きな作物が穫れるけど、生姜は良くて10倍。だいたい種の6~8倍しか収穫できないんです。」

「生姜専業農家というのは、なりたくてもなれない方も多いんです。
それは、生姜を掘って保存しておく地下倉庫が必要だから。
これがなかなか無いんです。」

生姜は9月の中旬から霜がおりる冬までに全て掘ってしまいます。
それからは、年間通して15度前後に温度が保たれる地下の保管庫に保管しながら『囲い生姜』として販売していきます。

「町の人に聞いたら、『あるよ』って(笑)
防空壕だった場所を整備した地下倉庫があったんです。
もうこれは、神様が私に生姜を作らせようとしてるとしか思えない(笑)
偶然ではなく必然だったんです。」

そういえば、山の農園さんの生姜を使って生姜酢を作る酢造発酵場スーさん
「(うちで保管するより)保管が良いから、一気にもらうんじゃなくて、使う分ごとに仕入れてる。」
と話してましたね。

「ハウス栽培の生姜も増えたので、いまいち生姜の旬を知らないかもしれませんが…
新生姜と呼ばれる時期は大体9月の終わり頃です。
(地下倉庫は)温度が一定に保たれるので、1年くらい持ちます。
持つっていうか、種だから生きてるんですよね。」

生姜がどうやって作られるのか?
生産者の方から直接聞く話は、生姜好きの方々の興味を増々ひき、新生姜の写真や畑の写真が映されるたび歓声があがるほど。
山の農園さんで晩秋に開催される『生姜堀り体験』に「来年は行きたい!」と目を輝かせる方もいました。


米澤さんのトークが終わり、登場したメインプレート。
フジモトシマさん:
「『生姜の使い道がわからない』って使い切らずに捨てちゃう人は、エスニック料理が良いですよ。
カレーとかもスゴく生姜使います。」


そして、佳江さんも会場に到着し、kotokoto kitchenの生姜商品の販売コーナーも。


あっという間に人だかり。
試食して「おいし〜〜い!」という声がずっと聞こえてました。


ここでも「しょうがあめサクサク」大人気!(試食、ほぼなくなってます 笑)
何袋も抱える方、買い足しに戻る方で、しばらく行列が途絶えませんでしたもんね。


お買物も料理も一段落ついたところで、今度は料理家のフジモトさんのトークです。
生姜の料理での使い方、本日の料理のレシピなど丁寧にお話してくれました。
スライドにレシピが登場すると、スマホで写真を撮ってメモる人続出。
(※レシピはこちらでも公開されています。→生姜バーレシピ


生産者さんに直接話を聞けて、さらに美味しい食べ方を教えてもらえて、実際に味わえて…
生姜が大好きな人たちが、もっともっと好きになっていくのが伝わってきます。

あんなに来る時は寒さに震えていたのに、もっと気温が下がってるはずの帰りには、本当に体がポカポカしてました。
「生姜は切ってるだけでも体が熱くなってくる。」
佳江さんもフジモトさんもおっしゃってました。
4世紀ごろから日本でも食べられてたという生姜。
いろんな食べ方が工夫され、まだまだ美味しさが底知れない魅力的な野菜だということを再認識いたしました。

生姜、美味しかったー。


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福岡県八女市本町1-17(MAPあり) /TEL 0943-24-8423
OPEN 11:00〜18:00 (火・水曜定休 ※祝日の場合OPEN)

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。