体験レポート

日本フィル大牟田公演を聴く。

40周年を迎える日本フィル九州公演。
大牟田公演を聴き、公演後の交流会まで参加してきました。

2015年2月14日、福岡県大牟田市「大牟田文化会館大ホール」で行われた日本フィル九州公演40周年記念公演を聴きに行ってきました。

日本フィル九州公演

13時30分の開場の時には、ロビーでお客様が溢れるほど。
大牟田文化会館は4階まで席がある大ホールです。

コーヒーサロンはら 上野さん:
「文化会館はね、音の反響がすばらしいの。
演者の方も跳ね返ってくる音が素晴らしいって言ってくださるほどなのよ。」

今回の大牟田公演のチケットをコーヒーサロンはらで購入したとき、上野さんが作ってくださった「公演見どころ・聴きどころカード」が一緒に入っていました。

長崎県の三角さんという住職は大の日本フィルファン。
オランダで聞いた鐘の音にすっかり魅了され思わず注文してしまいました。
待つこと数ヶ月。届いた一対の鐘を早速日本フィルにプレゼント。
この鐘は、ベルリオーズの「幻想」の時しか仕様しない贅沢品。
今回、大牟田で初めて目にする、いや耳にする方も多いのでは…。
ライトに当たり美しいフォルムを見せる「ベル」を演奏するのはあの人。
この業界で知らぬ人はいない日本フィルの福島喜裕氏。
(一部抜粋)

おかげで、ホールに入り真っ先に、舞台の左側にドーンと鎮座している大きな鐘2つに目がいきました(笑)
思ってたより大きくて驚きましたが。

とても有名で、たぶん誰もが1度は聞いた事があるモーツァルトの【歌劇 フィガロの結婚 序曲】で華やかに始まった公演。
その後は、ピアノの繊細な迫力とオーケストラに聴き入ってしまうモーツァルトの【ピアノ協奏曲第20番ニ短調】。

生でフルオーケストラの公演を聴いたのは小学生以来じゃないかな?と思います。
(代表・宇佐川は初めてと言ってました)
あの時はわからなかった生のオーケストラの素晴らしさがわかるように成長してました(笑)
音が洪水のように押し寄せてくるってこういう事なんですね。
どんなに良いヘッドフォンで音楽を聴いても、やっぱり生のこの迫力にはかないませんね。

休憩を挟んで、ベルリオーズ【幻想交響曲】の演奏。

上野さん:
「交響曲を全部聴くことってなかなかないでしょ?
だいたい有名なところを一部だけ。
でもそれじゃ曲の本当の良さはなかなかわからないのよ。」

全5楽章合わせて、52分。
心地よい楽章の後に、激しい音の嵐。壮大かと思えば不安定な不思議な魅力がある起伏の激しい演奏。
前述の鐘もですが、ハープも1楽章のみの贅沢な楽器の使い方。
そして、4階の客席脇より演者が1人現れ、舞台との掛け合いで立体的な音が流れるのもこの交響曲の魅力の1つです。

上野さん:
「あれはコーラングレという昔の楽器なんです。
音が不安定でとても難しいのだけど、あれじゃないとこの曲はダメなのよ。」

日本フィル九州公演
交流会でピアノ奏者の小林亜矢乃さん(左)に花束を渡す上野さん。

公演後、大牟田の「だいふく」さんで行われた交流会。

「演者の人や関係者も来るの。
この交流会は九州公演だけで、関東や愛知からわざわざ来られる方もいるのよ。
直接お話したり出来るから、ぜひいらして。」

と、上野さんに誘っていただき参加させていただきました。
会場内では、お客さんと演者と関係者の方が本当に気さくに会話をしていて、さっきまで演奏していた方々とは思えないほど。

日本フィル九州公演
大牟田が九州公演で最後の演奏だったピアニストの小林亜矢乃さんを囲んで記念撮影。

上野さんが「今回の英雄を紹介するわ!」と、あの鐘をならしていた福島さんの所へ連れてってくれました。
クラシックのコンサートにほとんど縁がない私たちに、汗をかきながらベルリオーズの曲の解説を一生懸命してくれた福島さん。

「僕はね、この曲はホラー映画の効果音のはしりだと思ってるんです。
鐘の音ってどういう情景だと思いました?
あれはね、発狂する時に頭の中でなってる音だと僕は思ってやってます。」

教会の壮大な鐘の音だったので、すっかり歓喜の音だと思ってたのに全然違いました。

福島さん:
「あの鐘は本当にこの曲だけでしか使わないのに、運ぶのに大の大人が4人がかりで、おまけに輸送の時は4トントラックじゃないとダメなんです。」

「そんな贅沢な曲を今日聴けたんですね!」

上野さん:
「この曲はちょっとわかりづらくて難しい‥とも思ったけど、ぜひ生で聴いてほしくって選曲したの。」

今年の公演が終わったばかりですが、上野さんはもう来年に向けて動きだしています。
チケットのもぎり、ホールの案内係、受付…沢山の大牟田市民の方が公演と上野さんを支えていました。
その気持ちに応える日本フィルハーモニーの皆さんと市民で作りあげる1年に1度だけ迎える公演。
来年も2月です。
また、公演詳細が決まりましたらお知らせいたします。


「日本フィル九州公演40周年記念公演」
会場:大牟田文化会館大ホール(MAPあり)
チケット料金: B席5500円


大牟田日本フィルの会
福岡県大牟田市本町1丁目2−19
コーヒーサロンはら
TEL 0944-53-0430
OPEN 10:00~22:00 定休日なし

公式WEBサイト

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。

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