こだわりの商品を作る物語

番茶専門店 茶舗ふりゅう

日常に飲まれてきた「番茶」を浸透させたい。

福岡県久留米市津福、市街地から近い住宅地にひっそりと佇む番茶のお店。
店主は池松 伸彦さん。
お茶処とはいえ、代々お茶屋さんやお茶農家さんが後を継ぐ方の多い中で異色とも言える経歴です。

池松さん:
「うちの親は、普通にサラリーマンでした。」

学生時代に音楽を専攻と、これまた全然違う分野にいながら何故、お茶屋さんに??

番茶のお店 ふりゅう

「自分で何か始めたいっていう独立願望があったんです。
 で、ライブハウスっていうか…ライブが出来るようなカフェがしたくて、まずはコーヒーの専門書を読んで勉強したんです。
 本を読んだだけですけど(笑)」

そして、紅茶の本も読むようになり、当時、同じ茶葉から緑茶・烏龍茶・紅茶が出来るのも知らなかった池松さんは、茶葉の種類だけじゃなく、焙じたり、ブレンドしたりで、何万種類にも広がるお茶の世界に興味を強く持ち、お茶処・八女のお茶屋さんに就職したそうです。
平日に八女で働きながら、土日は佐賀県の諸富で働いていたこともあるという池松さん。

「国産紅茶に特化した『紅葉(くれは)』っていうお店が(当時)諸富にあったんです。
 店主の岡本さんの話が面白くて、毎週通って働かせてもらってました。」

番茶のお店 ふりゅう
店内には、池松さんのお茶の話を聞きながら、お茶を試飲できるスペースもあります。

そして、2010年1月池松さんのお店が誕生いたしました。

「『番茶』といっても、玄米だったり焙じ茶だったり‥地域によっても違って、色々あるんです。
これを話すと1~2時間かかるんで(笑)
要は、昔から日常的に飲んでたお茶なんです。
そんなふうに日常に飲むお茶を浸透させたいと思ってます。」

そんな池松さんの思いが「番茶のお店 ふりゅう」と店名に掲げられました。

番茶のお店 ふりゅう

番茶のお店 ふりゅう

池松さんは、日本各地に昔から伝わる伝統のお茶から、地域の特産品を使用したオリジナルブレンドのお茶まで数多く取り揃えています。
中には、生産者が1~2人になってしまっている伝統茶も。

番茶のお店 ふりゅう
漬物のように発酵させた高知の「碁石茶」。こちらも生産者が少なくなってしまったお茶の1つ。

「現在のお茶が海外から伝わる以前から日本で飲まれていたものもあります。
お茶の業界に携わるようになって、紹介してもらうと会いに行って仕入れてきます。」

番茶のお店 ふりゅう

お店では、そうやって各地で池松さんが仕入れてきたお茶の話を聞きながら、お茶の文化・背景まで知ることができます。

「『ふりゅう』は『風流』からきています。
そして、先人が残してきたモノ という意味もあります。」

番茶のお店 ふりゅう

さっぱりと飲みやすく強めに火入れしたお茶や、レモングラスとほうじ茶をあわせたお茶、大分産の柚ジュースに京都の抹茶を加えた「ゆずと抹茶」など、新しいオリジナルのお茶も生みだしている池松さん。
まだまだ広くて深いお茶への興味は尽きないようで、どこかで知らないお茶を見ると買ってしまうそうです。
実際、ビブリオチックでも他のお茶を買ってました(笑)
そんなにも大好きなお茶の話をしている時の池松さんの生き生きと話す様子は、私たちにもお茶の魅力を存分に教えてくださいます。

第6回きむらや祭り
各地イベントにも出向いて、美味しいお茶と茶菓子、時に善哉を味わわせてくれる池松さん。

番茶のお店 ふりゅう


 
番茶のお店 ふりゅう
番茶専門店 茶舗ふりゅう
〒830-0047 福岡県久留米市津福本町1863-3MAPあり)
TEL 0942-55-8396
OPEN: 平日・土曜 11:00~19:00
金曜のみ 14:00~19:00
店休日:日、火曜(※臨時休業あり)

Facebookページ

 


ゆずと抹茶

ゆずと抹茶
¥1,300(税別)

お買いもの

ルイボスティー

ルイボスティー(ティーバッグ)
¥470(税別)

お買いもの

レモングラスほうじ茶

レモングラスほうじ茶(ティーバッグ)
¥550(税別)

お買いもの

おむすび茶

おむすび茶(ティーバッグ)
¥420(税別)

お買いもの

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。