こだわりの商品を作る物語

平田織布工場

日本製にこだわって、日本にわずかしか残っていない
紡績工場から綿糸を仕入れ、自社で一貫して生産しています。

明治43年創業の平田織布工場。
取扱い会社が少なくなったという国産の紡績糸を仕入れ、国内ブランドの綿製品、伝統柄の綿反物、ガーゼ生地の機元(はたもと)を営んでいます。
「品質に自信のあるガーゼで自社製品を作ろう」
三代目である平田公修さんが、プライベートブランドとしてガーゼ生地を使ったファッション小物、ルームウェア製品の展開を始めました。

久留米絣の藍瓶で藍染め体験

機屋(はたや)としての歴史

元々は、ここらで盛んな久留米絣の工房でしたが戦後に広幅の織機が入りはじめて綿織物を作りだしました。
その後、綿屋さんから頼まれたのをきっかけにガーゼを作り始めた平田織布工場。
安い海外製品が入って来たことによって、機元(はたもと)の状況も大きく変わりました。
でも、平田さんは日本製にこだわって、国内の紡績工場より糸を仕入れています。

平田織布工場

平田さん:
「変わった糸を作ってる工場は(国内にも)まだ沢山あるんですよ。
でも、普通の(綿の)糸がね…
大手だと全部自社で製品にするために糸を作ってる所はあるんですが、
我々のような機屋(はたや)に糸だけ卸してくれるところは、国内にもう2社しかないんです。」

平田織布工場

ガーゼへのこだわり

平田さん:
「国内でも、オーガニックで綿から栽培し、草木染めして手織りの職人さんはおられます。
でも、それだと量が本当に限られますし、手間を考えるとどうしても日用品の値段じゃなくなっちゃいますからね。
輸入品のガーゼとうちのガーゼの違いは、柔らかさかなぁ。
織りあげた後、うちでは徹底的に洗い上げます。
何回も洗うことで、ガーゼは柔らかく仕上がるんですよ。」

平田織布工場
一重ガーゼ。絶妙な目の粗さも柔らさと軽さの秘密です。

平田織布工場
3枚重ねるのではなく、織る段階で3重にしている三重ガーゼ。

平田織布工場

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。