こだわりの商品を作る物語

kotokoto kitchen

とれたての生姜のおいしさをたくさんの方に伝えたくて
子どもから大人までみんなが気軽に楽しめるジャムを。

福岡市早良区の南の端っこ。
佐賀県との県境・背振山系のふもとに、生姜農家「山の農園」さんの畑はあります。
農園主・米澤 竜一さんが作る生姜を使って、ジャムを主とした加工品を作っているのが奥さま佳江さんの営む「kotokoto kitchen」です。

余計なものは一切いれずシンプルな原料で作られる kotokoto kitchenさんの品は、生姜好きの方だけじゃなく、生姜にそれほど興味がなかった人もファンになるほど。

竜一さんは、サラリーマンをしていましたが一冊の本をきっかけに起業農家を目指しました。

米澤 佳江さん:
「もちろん、最初から上手に出来るわけがない。
代々続いてるような農家さんに比べたらですね。
だから、6次産業(加工品)が出来る農作物ということも生姜を選んだ理由の1つです。
キャベツ農家にはなれなかった。」

「いろんな理由が重なって専業生姜農家になった。」と、
竜一さんはイベント(注1)で話していました。
山のきれいな一番湧き水を使える場所に畑が見つかったこと。
専業の生姜農家に必要な地下の保管庫(注2)が畑のそばにあったこと。
そして、奥さまの佳江さんが美味しいジャムを作れたこと。

「神様が私に『生姜をつくれ』と言ってるとしか思えなかった(笑)」

(注1:WEBマガジン「アナバナ」さんのイベント「ぽかぽか生姜バー」
(注2:路地栽培の生姜は、霜が降りる前に全て掘ってしまわないといけないので、温度が一定の地下室で保存しておきます。

生姜ジャムのレシピは全て佳江さんのオリジナル。
それまで、ジャムを作ったことがあるわけではなかったそうですが、生姜にほんのりシナモンを効かせたり、他の素材と生姜の絶妙な配合具合などセンスが光ります。
バナナと生姜、ラムレーズンと生姜、キウイと生姜など「え?」と言われる組み合わせも、食べてみると、その組み合わせの美味しさにハマる人も多いです。


りんごと生姜ジャム。

私たちがkotokoto kitchenさんのジャムに出会ったのは、ニコパン美香さんに紹介していただいたのがきっかけです。

ニコパン美香さん:
「同級生やったんよ。
イベントでたまたま再会して。『あんたがニコパンやったと?』って言われた(笑)」

佳江さん:
「ニコパンの写真は見てたけど、(美香さんが)小さく映ってるのしか見てなくて。
大木町でパン屋してるなんて思ってないから、全然気づかなかった。」

美香さんも米澤さんがまさか生姜農家さんに転身してるとは思わず

佳江さん:
「『ちょうど生姜農家を探しとったんよー!』って言われた(笑)」

佳江さんがジャムづくりを始めたのも、ニコパンさんが開店したのと同じくらいの時期なんだそうです。


2014年のニコパン夏祭りの時。気づいたら売切れてました。


巻くヤーツ展の時も美香さんの『巻物』という無茶ぶり(笑)に答えてました。

「生姜自体が美味しい。」
新生姜を特別にビブリオチック店頭で買ってもらった方、米澤さんの生姜を使っている酢造発酵場スーの大山さん、そして私たちが口にした感想。
米澤さんの畑は、山の高いところにあるので水はけが良く、近くにある湧き水をスプリンクラーで撒いています。
浸水しても乾いてもダメになる繊細な生姜にとって最良の環境だそうです。
病原菌は水から入ることが多いそうで、湧き水から近くキレイな水を使える生姜には適した場所なんだとか。

生姜を使った料理で特にオススメ!というのはありますか?という私たちの質問に
「……(少し考えて)何にでも生姜を入れるから……」と、答えた佳江さん。
kotokoto kitchenさんのインスタグラムを見ていると、甘酒、貝汁、ココア、サラダ、ぜんざい、うどん、焼牡蠣などなど、どれも美味しそうな生姜を使った料理がたまに出てきます。
何にでも入れてるのが、わかります(笑)

生姜ジャムもパンだけじゃなく、お湯でわったり、紅茶に入れたり、ヨーグルトやアイスクリームにかけたり‥
いろんな組み合わせも試していただきたいです。
シンプルな原料で作られてるからこそ、いろんな美味しい味わい方が出来ます。
生ハムに合わせても、すごく美味しかったですよ。


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チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。