すてきなお店の物語

La pua ラ・プア

きれいなモノ(花)をより綺麗にしていく仕事。
小さい頃から花屋になりたかった前野夫妻。

筑後市の国道209号線沿いにあるお花屋「La pua」さん。
店主の前野 隆行さんは久留米のお花屋さんで10年働いた後、2013年5月5日このお店をオープンさせました。

花屋 La pua

前野 隆行さん:
「ずっとずっと小さい時から花屋になりたかったんです。
父が枝物の生産をしてて、花屋に行く機会が多くて。
もう『花屋になる』って決めてました。」

前野 佐智子さん:
「私も小学生の頃からお花が好きで、中学生の頃にはお花屋さんになりたいって思って。
で、お花の学校行って、花屋になりました。」

隆行さん:
「(花屋って)何かを作れるじゃないですか。
元々綺麗なものを使って、もっと綺麗に見せることができる。
僕は、花の学校とか行ってなくて(笑)
高校卒業して花屋で働かせてもらって。で、色んなこと教えてもらいました。」

花屋 La pua

「自分のお店を出すつもりとか、全くなかったです。
10年ぐらい従業員として働いて、父の仕事を継がなきゃな‥って思ってました。
思ってたけど、『いや待て』と、『ちょっとカタチにしたい。』と。
自分の好きな花を仕入れて、好きなモノを作って、それで喜んでもらいたい。って思って。
『あぁ、やっぱり店をだそう』と。」

お店をはじめて、色んな人に会えることが面白いそうです。
そして、お花のことをもっと知りたいと思うようになったという隆行さん。

「全然知らないことだらけでしたね。だから(今)楽しいです。すごく。」

花屋 La pua

福岡市の方への荷物を久留米の仲買さんを通して仕入れている前野さん。
久留米の市場にないモノをなるべく買い付けているそうです。
そんなLa puaさんらしさは、花器にも見受けられます。

「一緒にならないことが1番(大事)ですね。
花器は、どっかフラ〜っと行って買ってきたり…蚤の市とかが好きで買ってきて。
だけん、同じのがない(笑)」

「大変よね。他にないモノを作るっち。
今まで何しよったか?って思う。もっと見とけば良かったなぁって。
花だけじゃなくて色んなモノを。絵とか‥美術展とか。
違うところから持ってこないと、みんな一緒になるんで。
でも(美術展は)行き慣れてないから、今頃行けないっていうか‥
福岡まで行かやんけど時間も作れてないし‥また1人で行く勇気もなく(笑)
(奥さんと)一緒なら行けるんすけど、お店閉めないと行けなくなるんで。」

花屋 La pua

隆行さんは、八女市の奥地、矢部村のご出身です。
広大な自然と冬には雪も積もる山間部で育った隆行さん。

「あ、そういえばこの前取材されてましたよね?(※千代乃園さんのこと)
うちはあそこほど高い場所ではないですが。
(店を持って)同じ矢部村に帰る時でも山の見方が全然変わりました。
『あぁ、こんなの咲いてたんだ』とか『こんな良い所で育ってたんだなぁ』って(笑)」

そんな隆行さんは、いつか矢部村に店を持ちたいという夢があります。

「藁葺き屋根の日本家屋で花屋をしたいんです。矢部村でしたい。
全然違うモノが出来るかなぁ。
花束とかアレンジとか、この辺にない感じのモノが出来そうです。
求めてくれる人は少しはいるだろうな‥って(笑)
そんな場所に(お客さまが)わざわざ来てもらえるぐらい自分を高めたいです。」

花屋 La pua
看板が木のつるが絡まってとてもインパクトがあるLa puaさんの看板。

「これ、お義父さんが矢部村の山で拾ってきてくれたんです。」
「矢部村の山に行けば沢山ありますよ!これは藤の木ですね。」

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「これからの季節は草花をたくさん仕入れようと思ってます。
 新芽のグリーンが綺麗な時期なので。」

お花屋さんが1年で1番忙しくなる「母の日」も近づいていますが?

「母の日用の花はギリギリまで仕入れないようにしてます。
その時ある花で一番新しいやつを仕入れて出したいんです。
早く仕入れて弱ってしまうのを『忙しいから仕方ない』で片付けたくない。
自分はそれがしたくないと思って店を出したけん、それはしないようにしないといけないと思って。
その時来てもらった人に、きちんとしたモノを出したい。」

そんな理由で La puaさんでは母の日用のカタログを用意してないそうですが、その分ここでしか出来ないアレンジメントを前野夫妻が作ってくださります。

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「ふら〜と来て、1時間くらいいれる花屋ってイイですよね(笑)」

初めてのお客さまにはドキドキしてしまう少しシャイな隆行さんですが、勉強熱心で実直なところがそのままお店に現れています。
そしてそれを理解し、同じセンスと気持ちで一緒に働く奥さまの佐智子さん。
お花のセンスに惹かれてもありますが、お2人と話したくてお店に来るお客さまも増えているそうです。


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〒833-0001
福岡県筑後市大字一条645-1 A-103
MAPあり)
TEL 0942-54-2500
公式サイト http://lapua.jp
Facebookページ

OPEN 10:00〜 (木曜定休)
※駐車場あり

アレンジメント教室を不定期で開催してます。
詳しくはお店までお問合せください。

 


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About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。