おいしいお店の物語

中華そば おさみ

うきは市で、豚骨ではなく醤油ベースの中華そば屋さんを営む鹿田 修さんの物語。

なぜか、久留米市のベトナムごはん Ne’-neさんでラーメン屋について熱く語るところから、この物語は始まります。

「テカラ」の美香さんと「おさみ」の鹿田さんが、ネーネさんの所に集まる(純粋に食事とビールを楽しみにされていたのですが)という情報を店主ネーネさんより直々に頂き、面白いネタを聞くためにイソイソと合流し取材までさせてもらいました。

ベトナムごはん Ne'-ne
うきは座談会(会場:ベトナムごはん Ne’-neさん)

豚骨ラーメン主流の町で愛される中華そば

うきは市吉井町の郵便局の脇に店を構える鹿田さん。
「ぱんのもっか」さんを取材した帰り、吉岡さんに

「ご飯食べてないなら、ぜひ『おさみ』に行ってみてください。美味しいですよ。」

豚骨ラーメンが主体な福岡県。うきは市も例外ではありません。
そこで、昔ながらの醤油ラーメン(中華そば)屋という珍しさ。
しかも、うきはのお店の人たちにも愛されている中華そば。
そんな鹿田さんのラーメンのルーツは、なんと滋賀県から始まったそうです。

中華そば おさみ
おさみさんの中華そば

「滋賀って‥そんなにラーメン有名でしたっけ?」

「滋賀の大学に通ってる時に、ラーメン屋でバイトしてたんです。
一旦は辞めたんですけど、ちょうど就職氷河期でバイトに戻ったんですよ。
学生の時とは違って、任されることが増えてですね
『鹿田君がいて助かった』って言ってもらえるようになった。
誰かの役に立ってるって思えて、面白くなってきたんです。」

ある日、鹿田さんがラーメンを出したお客さまが
「こんな美味いラーメン初めてだ!」と言ってくれたそうです。

鹿田さん:
「つま先から頭まで電気が走りました。
『これだ!』と。『この気持ちをもっと味わいたい!』と。」

そうして、ラーメン屋を本気で目指しだした鹿田さん。
福岡に戻って来て、那珂川町にお店を出しました。
(お店の名前は『遊楽』。実はこの日、ネーネさんのお客さまで『遊楽』のファンだったという方と偶然に出会った鹿田さん)

「やっぱり、福岡で勝負したいと思いまして。」

そして2年半くらい前、故郷であるうきは市に「おさみ」をオープンさせたのです。

中華そば おさみ

豚骨ラーメンを作っていたこともあるいう鹿田さん。
なぜ「中華そば」を選んだのでしょうか?

鹿田 修さん:
「豚骨ラーメン屋はそれこそいっぱいあるじゃないですか。
その中で『ウチを選んでくれ』というのはかなり難しい。」

それは1つのラーメン屋としての戦略でした。
食べてもらえば「美味しい」とわかる。
では、食べてもらうには、数ある中からお店を選んでもらうにはどうすればイイのか?
鹿田さんの中での「ラーメン屋」という哲学を(お酒の力も借りて)聞かせていただきました。

中華そば おさみ

「おさみ」には、シンプルな醤油出汁の中華そばの他に、味噌そば、辛味まぜそば、冷やしつけ麺(夏期限定)といった人気メニューがあります。

「私、『おさみ』がないと生きていけない‥」というほどの「おさみ」ファンだと話すテカラ美香さん曰く

「私は今は中華そば!辛味まぜそばにハマった時期もあったけど。
高浪さん(ネコノテシャ)は、味噌か辛味まぜそばが好きだって。」

「いろんなお客様がいて、それぞれの好みがあるじゃないですか。
醤油が好きって人もいれば、味噌が好きって人も。
だから、うちは選べるようにしてます。」

もちろん、味に関しても強い信念はあります。

「ラーメンって日常的じゃないですか。
それのレベルっていうと変ですけど…日常の1つ上のモノを提供したい。」

そして、味以外のところで鹿田さんが「ラーメン屋」として重視してること。

「昼(の営業)は、スピードを大事にしてます。後は価格。
来てくれるサラリーマンの人たちなんかは、短い休み時間の中わざわざ来てくれているので。
サッと出せるようにあまり話もせんですよ。怖い顔してるかも(笑)」

中華そば おさみ
和製ヴィン・ディーゼルと自分の呼声も高い鹿田さん。

ネーネさん:「最初っからお客さんきてたの?」

鹿田さん:
「最初はFacebookとか、知合いが来てくれて割と忙しかったです。
それが一段落して、そっから1年は厳しかったですね。」


中華そば おさみ
福岡県うきは市吉井町1242-1-6MAPあり)
TEL:0943-75-2372
OPEN:11:00~15:00/17:00~21:00
定休日:水、木曜

駐車場:店前の郵便局の隣に無料駐車場があります。

 


器と暮らし テカラ

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。