豊前街道もまだまだ中間地点。
山鹿燈籠のお店「なかしま」さんへ。
バスで山鹿市に入った時、いたる所で目にした灯籠を頭に乗せた女性の像やポスター。
この灯籠が山鹿の伝統工芸の1つだそうです。
「あの灯籠は紙で出来てるんですよ。」
KAERUさんにそう教えてもらっていた時、実はピンときていなかったことがココでわかりました。
私は「灯籠すべてが紙で出来ている」とは想像できていなかったのです。
灯籠の資料や他のお土産もそろう「なかしま」さん。
「『山鹿の女性は首が強いんですね』って言われますよ(笑)」
そうスタッフの坂本さんが話してくれたように、重そうな灯籠を頭にのせて踊っていると思っていたのです。
触らせてもらうと、とても軽い。(紙だもの)
紙の細工が見事なので、重量感まで出てしまうんですね。
ミニチュア灯籠を製作中。
予め切ってあるパーツを貼って組み立てるだけでミニチュア灯籠ができてしまうキット。
「灯籠キットはお土産にも人気ですよ。灯籠作りワークショップもやってます。」
坂本さんは灯籠師ではなく、まだ研修生だと言いました。
「何年されてるんですか?」
「7年です。灯籠師になるには10年かかると言われてるんですよ。」
他にも紙だけで造った精巧な模型も幾つか飾ってありました。
山鹿の伝統工芸の1つ「福まゆ人形」
石門あり。
立派な外装の温泉あり。熊本県なのでくまモン遭遇率高め。
古い町並み。
近代建築まで。
建物だけでもバラエティ豊かな豊前街道です。
そんな豊前街道の端っこには、酒蔵やお米屋さん、麹屋さんが軒を連ねていました。
「昔は舟で米を運んでいたんです。
だから船着き場の近くに酒屋や麹屋がたくさん出来たんです。」
ちょうどお客さんに麹の説明をしていた麹屋「木屋」さんの若旦那さんが説明していました。
もうすぐそこが川でした。
年期の入った麹菌培養箱。
最後に豊前街道を戻って、和小物・竹ぼんぼりなどが揃う海越屋(みこしや)さんへ。
KAERUさん:
「彼は、山鹿灯籠浪漫・百華百彩の時、大活躍なんです。」
店主の手作り竹ぼんぼり
新しいお店、自然、伝統的な町並み、仕事…色んな山鹿を駆け足で巡りました。
明かりが灯った灯籠を頭に乗せた人たち千人が踊る灯籠まつりや八千代座の公演、酒蔵びらき、温泉…まだまだ見れなかったところが沢山あります。
ちくごの町々もそうですが、1つの市といってもいくつかの地域に分かれてて見所がたくさんあります。
久留米(ほぼ筑後市)から車で1時間ちょっとの町、山鹿市にもまだまだ魅力が沢山ありそうです。
・ドライブパートナーさんと山鹿へ【その1】
・ドライブパートナーさんと山鹿へ【その2】
山鹿灯籠に関して
WEBサイト:http://www.kininaru-k.jp/2013/know/140206.html/
KAERU製作所
WEBサイト:http://greeeen-kaeru.jimdo.com/