おいしいお店の物語 町を楽しくする物語

Qui-tico-co キチココ

どら焼きとカフェとアンティーク雑貨と。
古い町並みのレトロなお店は、初めてでも居心地イイ空間。

キチココ

福岡県うきは市吉井町。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている白壁蔵造りが立ち並ぶ界隈の隅っこに、ちょこんと出ている看板とレトロな椅子。
ココは、アンティーク雑貨とどら焼きを販売し、ゆったりできるカフェのあるお店です。

キチココ

看板商品は、どら焼き

お店に入ると元気に出迎えてくれるのは、どら焼き部(飲食担当)の中村 奈穂さん。
北九州市、小倉でパティシエを10年やっていた奈穂さんは、各地の蚤の市やイベントで雑貨を取り扱っている吉田さんと共同経営でこの「qui-tico-co キチココ」をオープンさせました。

中村 奈穂さん:
「お店の場所を探していたら、ここ(吉井町)を紹介されたんです。
 誰にも知らせず、しれっと(笑)オープンさせました。
 1年半は週末だけ開けて、北九州から通ってたんですよ。
 で、1年半やってみて『やっていけるだろ~』と移り住みました(笑)
 オープンして3年、移ってきて1年半です。」

お店の看板商品であるどら焼きは、旦那さんの中村 宏司さんが焼いています。

奈穂さん「旦那が和菓子屋の3代目で。」

キチココ

パティシエの奥さまと和菓子屋の旦那さま。
2人が作るどら焼きには、両方の技術が注がれたバラエティ豊かなラインナップです。
定番のものから、餡子を使わないどらケーキ、ご近所のモナパンさんとのコラボ商品など。
お店だけでなく、イベントで各地に赴けば、すぐ売切れ続出の大人気ぶりです。

奈穂さん:
「最初の頃は、どら焼きが売れ残ってしょぼ〜んと持って帰る日もありましたよ。
 色んな所に出て、声をかけていただけることも増えて、やっとです。
 最近は、この人すごいな〜と思う方々とイベントで繋がったりして!
 なんか、すごい有りがたいですよね〜。」

あんドーナツ
ご近所の人気パン屋さん「モナパン」さんとコラボしたあんドーナツ

飲食部と雑貨部

キチココの飲食(どら焼き)部は中村さんご夫妻。
雑貨部の吉田さんは下関在住で、店舗は中村さん一家が営んでいます。
店内のディスプレイは、吉田さんがキチココへ来た時にチャチャッとさわって行くそうです。

奈穂さん:
「(売っているビンテージの雑貨たちは)外でのイベントで合流した時にごっそり持って帰ってきます(笑)」

キチココ

うきは市自体もイベントの多い町ですが、太宰府、北九州、熊本、宮崎のイベントまで出店するキチココさん。
お店に来られる人もおられるので、宏司さんと分担でお店とイベント両方やっている時もあります。
すぐ完売してしまう人気のどら焼きをイベント用に準備するのに徹夜になることもしばしば。

奈穂さん:
「徹夜の準備で大変な時に、(宏司さんが)新作を閃いたらしく、そっちを一生懸命作ってて。今!!?みたいな。(笑)」

宏司さん:
「まだ試作のつもりだったのに、フェイスブックで勝手に公表するんですよ。」

「えへ(笑)夫はちゃんとたててますよ(笑)」

中村さんご夫婦の人柄がにじみ出た、ほっこり空間と本格的などら焼き。
次々に出て来る新しい「どら」商品は、新しい吉井町のお土産として人気を確立しています。

「この辺りは他所から来た人も結構多いですよ。」と奈穂さんが教えてくれました。
地元の人の温かさを感じ、それをしっかり受けとめて、この場所に人が集まってくるようなお店の雰囲気がココにはあります。

奈穂さん「この前スーパーに行ったら、おばちゃんに『あんた!昨日テレビに出とったね!」って声かけられて(笑)」

中村さんご夫婦の笑顔がお店も町も明るくしていきます。


【主催/出店イベント】
お土産カフェ 「QURA-くら」
【うきは・柳川】ハロウィン・ナイト


キチココ
〒839-1321
福岡県うきは市吉井町1051-1(MAPあり)
店休日はFacebookをご覧ください。
Facebookページ

※専用駐車場はありません。
観光会館の駐車場をご利用ください。

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。