おいしいお店の物語 町を楽しくする物語

Qui-tico-co キチココ その2

2015年2月8日にOPENしたQuraに拠点を一時移し
クラ食堂としてランチも提供しているキチココさん。

「うきは市吉井町の観光案内所の建物を使って何かしてほしい。」

2014年秋からイベントをそこで主催し、(ハロウィンやクリスマスなど)2015年のおひな祭りからはキチココを店舗ごと移動して、QURA内で雑貨とどら焼き販売に加え、モーニングやランチも提供している中村夫妻。

元々、フレンチを専門に習っていたという奈穂さんが作る、ぱんのもっかさんの明太フランスの明太バターを使ったパスタやグリーンカレーは、大きなキッチンのあるQura(7月より『クラ食堂』として新たにスタート)だから実現したこと。

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バターの香りと明太子たっぷりのパスタ。

中村 奈穂さん:
「太宰府に超美味しいグリーンカレーを作るおやっさんがいるんよ。お寿司屋なのに(笑)
 そこで教えてもらってきたから。超自信ある(笑)。」

キチココ くら食堂

スパイシーで美味しい、しかも食べやすいグリーンカレーが出て来ました。
(でも、お子様には辛いかもしれない本格派)

キチココ くら食堂

大人気のどら焼き店として声をかけられることも多くなり、以前にも増して、福岡、大分、熊本などの(今度は佐世保にも行くそうです)イベントに出店しまくっているキチココさん。
週末は全て埋まっている月も珍しくありません。

「最近、大分方面がすごいんです。
主催者の方が、一生懸命宣伝してくださることもあって、行列の長さがすごいことになってたり、この前なんかイベント以外で喫茶店にいたら『キチココさんですか?』って声をかけられたりして!」

イベントに行くたびに、増える新作どら焼きが楽しみだったり、シンプルな美味しさの定番どら焼きはお土産に配りまくりたくなります。
それに、いつだって笑顔で楽しそうに話す奈穂さんと寡黙な宏司さんの人柄で、ファンが増えないわけがありません。

キチココ

「どら焼き」というポピュラーな和菓子ですが、「どら焼き」を専門につくるお店はあまりなかったように思います。
回転焼きやタイ焼きと違って、どら焼きは和菓子屋さんやコンビニで買う方が多いのではないでしょうか?

宏司さん「最近、どら焼き専門のお店も増えてきてるんですよ。」
奈穂さん「はじめの頃は『どら焼き?』って鼻で笑われてたこともあったのに(笑)」

大きなイベントに出るとキチココさん以外のどら焼き専門店も出店していることもあるそうで、どら焼き自体がメジャーとなってきたことを嬉しく思う一方、考えるきっかけにもなってるそうです。

宏司さん:
「僕たちはブームとして終わらせたくない。ずっとどら焼き屋をやっていきたいんです。」

キチココ ミニドラ

定番のどら焼きの他に塩バター、宇治金時、レアチーズやクリーム、うきはの旬の果実をつかった「どらケーキ」シリーズも大人気。
シンプルな素材を生かす技術で、それぞれ中身の個性が引き立たつどら焼きです。

「うちは材料はシンプルです。(生地に)あんまりいろいろ混ぜたり、パンケーキの用になるのも違うと思うし…」

イベントには、どら焼きを500〜1500個は作って用意するというキチココさん。
それでもすぐ売り切れてしまうほどの人気なので、イベント前の宏司さんが、ひたすらどら焼きを焼いてる様子がFacebookでも度々あがっています。
(写真の鉄板で1回に焼く生地は18枚=9個分です…お察しください)

「『オレ、こんな必死に働くつもりなかったのに‥』って、この前言ってました(笑)」

キチココ トマト&チーズ

どら焼きには珍しい具材も時々誕生して密かな人気を生むこともあります。
最近登場した「トマト&チーズ」もその1つ。
刻まれたセミドライトマトの塩味と濃縮された旨味とバジルクリームチーズの少し甘めの味わいが生地と最高にマッチしてます。

「『トマト&チーズ』は名前で『え?』となるからか、買うのに勇気いるみたい(笑)
でも、そこを飛び越えて買ったお客さんだけ味わえる『美味しさ』があります(笑)
最初、ドライトマトを使ってみたけど、食感とかなんかちがうな〜って思ってセミドライを使ってます。」

キチココ くら食堂

どら焼き屋をずっと続けたいからと言って、どら焼きだけに固執しているわけではない中村夫妻。
カフェのランチメニューや「もなか」もそうですが、夏は自家製シロップや餡子を使ったかき氷もお店やイベントで食べれます。
ぱんのもっかさんとの共作「あんドーナツ」に加えて「あんパン」も登場しました。

ぱんのもっか吉岡さん:
「夏の間は、油を使った『あんドーナツ』より『あんぱん』がイイって。」

また違う食感と味わいでキチココさんのアンコを楽しめる1品が誕生しました。

どら焼きという基本がしっかりあって、それ以外の遊びの部分が予想もつかないカタチで展開するキチココさん。
どら焼きの種類もですが、他の事にも目が話せないばかりかワクワクしてしまいます。


【主催/出店イベント】
お土産カフェ 「QURA-くら」
【うきは・柳川】ハロウィン・ナイト


キチココ
〒839-1321
福岡県うきは市吉井町1051-1(MAPあり)
店休日はFacebookをご覧ください。
Facebookページ

現在、すぐ隣の吉井町観光案内所「土蔵」内で「クラ食堂」を営業中。
キチココさんの雑貨、どら焼きもそこでご購入いただけます。

※専用駐車場はありません。
観光会館の駐車場をご利用ください。



酢造醗酵場スー の果実酢

About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。