こだわりの商品を作る物語 伝統を継ぐ物語

添島勲商店

国産い草100%を使い、全生産工程を日本で行う希少な会社。

肌に触れるものだからこそ、自然と共存した安全な農法を追求しつづける地元栽培農家との顔の見える関係を保ち、「国産」いぐさにこだわって製造している添島勲商店さん。
300年前にはあったと云われている福岡県ちくご地方伝統の「掛川織り」や「柳川染め」の技術を受継ぐ一方で、デザイナーとのコラボレーションでモダンなインテリアを打ち出し、海外からも高い評価を得て、世界中に「い草」ライフスタイルの魅力を発信し続ける会社です。

添島勲商店インテリア部課長・石橋直樹さん:
「茣蓙(ござ)の織り方は1500年前には確立されていたんですよ。
それだけ長い歴史を持っている日用品ということは、それだけ日本の環境に適した良いモノだということなんです。」

添島勲商店

健康な国産い草を確かな技術で織る

2014年現在、日本の「い草」は需要の約8割が海外で作られています。
しかし、輸入のい草は「栽培方法、農薬の使用量などもわかりにくく、安全性の心配がある」と考えた添島勲商店では、い草も国内で生産されたもの(ほぼ熊本・福岡産)、製造も地元である福岡県ちくご地方で というこだわりを通しています。

不健康な「い草」は、日焼けすると、黒っぽく茶色になり表面がボロボロになってしまい、ハウスダストの原因にもなると云われています。
添島勲商店がこだわる健康な「い草」は、日焼けしても全体的に小麦色になり表面が艶やかで、人にも優しい素材です。
その健康な”い草”をたっぷり使う掛川織は、耐久性に優れ、座り心地や肌触りが大変良い仕上がりになります。

一畳(87×174cm)あたりのいぐさ使用量

一 般 的 商 品:約2800~3200本/添島勲商店の掛川織:約3500~4800本

国産い草国産い草

減りつつある国産い草

石橋直樹さん:
「どんなに自分達が国産い草を使いたいって言っても、農家さんがいなくなってしまったらどうしようもない。
危機感はすごくあります。」

国産のい草、地元の織元さんにこだわってきた添島勲商店。でも、危機感を感じているほど 「い草」生産農家は減少しています。
い草の生産者が減っている理由の1つに「生産が大変なコト」が挙げられます。
い草は稲とは逆に、真冬に田植えが始まります。
機械で田植えをする農家もありますが、それは生産農家の半分もないくらい。
未だに、冷たい水田での手植えの作業を行っているのです。

国産い草

国産い草国産い草

添島勲商店さんで使われるい草を生産している農家の1つ、佐賀県三養基郡の吉丸さん夫婦。
いまや、佐賀県の”い草”農家は吉丸さん1件のみという現実です。

「田植えが機械だからといって楽なわけじゃない。
い草の田植え自体はそんなに大変な事ではないんです。」

田植えする為に「い草」の苗を作り、機械専用のポットに植えないといけません。
4月に種から苗を育て株分けを行います。

「ポットに植える作業が一番肝心なんです。」

国産い草国産い草

この時にしっかり植えてないと根がしっかりせず、い草は枯れてしまうそうです。

「ポット1枚に320穴。1Rあたり80枚必要で織りもする農家さんだと、大体120~130Rの広さが平均だから‥(吉丸さんの田んぼも120R)」

スラスラとい草の苗の説明や計算が出て来る添島勲商店の方々。
い草のことを知り、大変さを知り、ただ材料としてい草を買う間柄だけで終わらない農家さんとの絆を築いています。

「田植え自体は、1~2日くらいで終わる。その後が大変。
い草は植えて終わりではなく、枯れてしまうから補植をしないといけない。
それが4~5日かかる。」

国産い草

そうして成長した「い草」は春先に一度、全て刈ってしまうそうです。
1m50cmを超える高さに成長する”い草”は根っこが肝心。
だから、根っこを強くするために最初の緑の草部分を成長させ、刈った後に伸びてきた草を製品用として育てるのです。
昔からの知恵と手間が注がれて製品用の「い草」は育てられます。そして、8月の暑い盛りに刈りが行われます。

「田植えは稲と同じ機械で出来るからまだイイ。
でも、刈取りは”い草”専用の機械じゃないと出来ないんです。
新しく買う人もほとんどいないから、もう作ってる会社も少ないくなってしまって。
(い草農家さんは)みんな、古い機械も故障した時のパーツ取りのために保管してるんですよ。」

そんな大変ない草農家に嫁いだ奥様の由里さん。実は農家のご出身でもなく、農業をしたのは嫁いできてからだそうです。

「全く知らなかったから出来たんでしょうね。
娘は『農業したくない』って言ってますけど(笑)
でも『自由はきくのよ。参観日とかも行けるし』と、イイ事もあると言ってます(笑)」

国産い草
真夏の日が昇る前に、刈り取りを行います。

石橋直樹さん:
「うちの関係者(”い草”の収穫)は業界最遅です。
8月中旬、お盆の時期あたり‥ 一番暑い時に刈ります。
通常、刈入れが行われるのは7月初め頃ですが、それだと完全に熟してはいないんです。
日焼けして色が変わるのを気にして早めに刈る所もあるけど、熟成してしっかりした”い草”をうちは使いたい。
『花茣蓙で使うから、しっかりした方がイイ!』って。(染めますし)
『その時の見かけよりも、使ってしっかりしたモノの方が消費者は求めてるはず。』と、考えているんです。」

そうやって手間をかけて作られた「い草」を、さらに入念に選別します。
特に、一番上質の「い草」を必要とする掛川織に使われる「い草」は130cm以上の中太で径が揃ったものを厳選しています。

国産い草国産い草
1本1本確かめながら選り分ける「掛川織」織元の石橋勝義さん


・直営店「いぐさブティック 草」の物語
添島勲商店【い草の刈入れ】
添島勲商店 その3

添島勲商店

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い草ティーマット

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¥6,190(税抜)

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掛川織ランチョンマット5色詰合せBOX
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About the author

チクチック

地域・地方の魅力は、そこで暮らし営む「ひと」の魅力だと思います。
その魅力は日本中、世界中にありますが、まずは自分たちが暮らす福岡県ちくご地方に目を向けました。
そして、市町村単位ではなく、自分たちが日常的に気軽に行動できる、例えば車で1~2時間で移動出来るような、もっと感覚的に大きなエリア。
「自分の地元」と言えるようなエリアを自らの足を使って取材する形で発信しています。

地域の読みものとしてのWEBマガジン「チクチック」を担当している
オガワが取材に行ったり、イベントで見たり、お店で聞いたことを記事として書き留めてます。