おいしいお店の物語

ぱんのもっか その3

パン屋として課題になるのが、お客さまに食べてもらう時間を選べないことだ という店長の吉岡 亮次さん。
吉岡 亮次さん:
「焼きたてを食べてもらいたいけど、お客さんがいつ食べるかはわからないじゃないですか。
だから、カフェとか羨ましいと思います。出来立てを食べてもらえるから。
あと、好きなように料理を盛れますよね。例えば最近のホットケーキのように。
パン屋がそれをすると袋に入らない。
袋に入れるところまで考えて作らないといけないんです。」

そんな亮次さんは、「パン屋がダメならお好み焼き屋をしたい」と考えてると話してくれました(笑)。
「今までも2転3転あるんで。人生、何があるかわからんですよね!
(お好み焼き屋を)やるなら絶対、広島に修行に行ってやりますよ!」

それなら、お好み焼きパンとか焼かないんですか?
「あっ‥‥」
「あ、やってたねー。」
「やってました…やってました…(小声)」
「結構そういうの好きで、やらかします(笑)タコ焼きパンもやったよねー。」
ぱんのもっか
キャラクターのパンやほねパンなど、名前と形がユニークなパンも大人気。
スレンダーというユニークな名前のパンもあります。
「もともとは『美脚パン』て名前だったんです。」
「『それだけはヤメて!』って言って、スレンダーになりました。
ひとひねりとか出来ないんですよ(笑)
スレンダーの意味を聞かれるのが、ほんとヤなんですよね…(笑)
(スレンダーのような)ああいう形のパンは元々あって、名前がちゃんとあるんですけどね。」

ぱんのもっか
麻衣さん:
「いつ勉強してんのかな?って思うくらいパンの知識は豊富です。
 他のパン屋さんに行くのも好きですねぇ。
 新婚旅行でサイパン行った時も『パン屋めぐりしたい!』って言いだして。」

サイパンってパン美味しいんですか?
「美味しくなかった。」
じゃぁ、なぜ!?
「場所を決める時は、別にパン目的じゃないんです。サイパンに行きたかった。
でも、現地にいくとパン屋に行きたくなるみたいです(笑)
どこに旅行に行ってもパン屋さん中心で動かれるから、何年か前に沖縄に行った時は『今回は絶対にパン屋に行かんよ!沖縄を楽しもう!』って私が宣言したんです。
でも、ちょっとコンビニ行って戻って来たら『パンとスイーツ』って沖縄の雑誌抱えてて。
『ここやったらホテルから近いんやないか?』とか言って。
却下しましたけど(笑)。」

1人でパンを焼いてるから、他のお店を知りたい亮次さんの気持ちはわかるけど。と麻衣さんは笑っていました。
ぱんのもっか
買ったパンをすぐ食べれるテラス席。
同じ吉井町の高山珈琲さんによるホットコーヒー「もっかブレンド」もあります。
素晴らしい人が回りにいて、常に刺激をもらっているという亮次さん。
でも、同じパン屋の友達はまだいないそうです。
「パン屋の友達を作りたいですね。
このテラスでビールでも飲みながら『こういうのやってみたらどうやろか?』みたいなパンの話をして、で、そこ(厨房)で実際作ってみて、パン焼き上がる前に酔いつぶれてココで寝ちゃう…みたいなね!ことをしたいんですよ〜(笑)」

ぱんのもっか
常にパンのことを考えてるほどパンを焼くのが好きな亮次さんですが、「ぱんのもっか」として現在のお店を新築した時、亮次さんの中で変化があったそうです。
「借金も背負って、自分のお店を持って!という状況なのに、なんか気が抜けたというか…燃え尽きた感じでした。
モナパンを開ける時は、やらなきゃいけないって必死だったのに。
吉井町の道路工事があって、お客さんが来ないことを店の回りの道を封鎖されたせいにしたりして…」

「去年の1月から(それまで働いてた病院を辞めて)私もここで働きだしたんです。
そしたら、新作が全然作られてなくて。
『なにやってんの?』って言ったら、ハっとなってたよね?」

「いや、(言われて)悔しかったんだって!でも、たしかに…
それから、新作のパンを作って出すようになったら、道路はまだ封鎖されてるのにお客さんが沢山来てくれるようになったんです。」

ぱんのもっか
「彼は先の見通しを立てながらしていくタイプではないので(笑)
『今はこれを作りたいから作る』『これをこう変えたいからやってみる』そんな感じです。
『そんなに作ってどこに置くの?』とか、作りたいパンをばーんと作って『え?それ何に包むと?』とかよくあります(笑)」

あれ?さっき亮次さん「袋に入れるところまで考えて」って……
「言ってましたよね!?(私には)『そんなことオレの考えることじゃない』って感じで言うけん。
まぁ、でも職人だから。
それがあるから職人をやれてるのは、わかるんですけどねぇ(笑)」

「従業員さんたちも、お店のこと…例えばレジのレイアウトとかは嫁さんに聞いたほうがイイってわかってます(笑)。」
ぱんのもっか
亮次さんの好きな言葉は『今を生きる』だそうです。
目の前のことに一生懸命な亮次さんらしいと、麻衣さんが楽しそうに教えてくれました。
亮次さんの性格をよくわかっていて、自分のしたいことがありつつも客観的に冷静にお店のことを見ている麻衣さん。
お店での麻衣さんの重要性はわかっていつつも、麻衣さんのしたいことをしてほしい。という気持ちは強い亮次さん。
「『パン美味しいですね』って言われても、私が焼いてるわけじゃないんで…(笑)」
「そこが全っ然わからん!
オレは、例えば‥(麻衣さんの仕事場が出来て)『サ行がうまく言えるようになったんです』ってお客さんから聞いたら、めちゃくちゃ嬉しいよ!」

ツッコミながら、笑いながらすすむ楽しい会話が、お2人の信頼関係をよく表していました。
最後に、亮次さんが笑顔で言ってました。
「お好み焼き屋をやらんでイイように頑張ります!(笑)」

[mks_button size=”medium” title=”その2” style=”squared” url=”https://cictic.jp/pannomocca2/” target=”_self” bg_color=”#cccccc” txt_color=“#555555″ icon=”fa-chevron-left” icon_type=”fa”]



[mks_col]
[mks_one_half]ぱんのもっか[/mks_one_half]
[mks_one_half]福岡県うきは市吉井町1127-5(MAPあり)
TEL 0943-75-3303
Facebookページ
OPEN 09:00~18:00
(パンがなくなり次第終了)
月曜・第2火曜日 定休
※駐車場あり
[/mks_one_half]
[/mks_col]
 


インスタグラムではオフショットも紹介してます!
instagram_cic

Related Posts