こだわりの商品を作る物語

株式会社 Sing

業務用ゴム工場で一貫して合成ゴムの生産を行って培った生産技術を持ち、耐熱性、耐腐食性、生体親和性などに優れたシリコンゴムの可能性に目を向け、これからのニーズに応えていこうと、九州で初めてとなるシリコン専用工場を立ち上げた株式会社Singの中野 英司さん。
国産シリコンゴム
シリコン専用工場が必要な理由
ゴム工場がせめぎあうこの街で、今までシリコーンゴムが造られなかったわけではありません。
その都度、業務用ゴムの機械を一旦止め、丁寧に清掃してからシリコーンゴムを製造していたそうです。
取締役・二村 裕介さん:
「でも、そのやり方では、綺麗な彩色が売りのシリコンに色をあまり着けられないし、業務用ゴムの成分とシリコンの成分が少しでも混じってしまうとお互い不完全な製品となってしまうんです。
だから、シリコーンを極力製造しない工場がほとんどでした。」

そこで、株式会社Singは思い切ってシリコン専用工場を立ち上げ、多彩な色のシリコンを高い要望に応えて造れるようにしました。
国産シリコンゴム
着色する前のシリコーンゴム
国内で製造されたシリコンに顔料で色をつけ、錬っていきます。
シリコンの元の色が、半透明や乳白色のモノがあるためその下地に合わせて混ぜる配分も変えていきます。
国産シリコンゴム
社長・中野 英司さんがこだわりを見せる「ON THE TOPS」の和カラーは、顔料の配分も複雑なので、何度も試し、何色もの中から選ばれているのです。
シリコーンゴムは、安価なモノでも140~150℃の熱に耐えれますが、「ON THE TOPS」シリーズのシリコーンは240~250℃にも耐えれるものを使用しています。
だから、レンジや食洗機も安心してお使いいただけますし、気密性も優れてるので、蓋としての役割も十分なんです。
国産シリコンゴム
二村さん:「ON THE TOPSの斜めのライン。
他のシリコン製品は、蛇腹にする為ボコボコと階段状なんですけど、社長のこだわりでまっすぐなんですよ。
置いた時もラインが綺麗でしょ。」

国産シリコンゴム
一貫して合成ゴムの生産をしてきた中野さんの技術を二村さんは賞賛しています。
「ゴムのことなら、どこにも負けない」という自負と確かな技術力を持って、2012年、ゴムの街・久留米市でこれからの時代の要請に一層応えるべくシリコーンゴムの専用工場を立ち上げたのです。
社名の「Sing」はどういう意味ですか?と尋ねると、お2人は目を見合わせ、恥ずかしそうに
「意味…聞きますよね(笑)
2人ともバンドをしてて、それで…そんな感じで(笑)」

有田焼のボーンチャイナとコラボレーションした食器シリーズ「ON THE TOPS」の名前の意味も聞いてみました。
「ゴムって、タイヤだったりスニーカーやサンダルだったり、割と下の方で使われるイメージがあるじゃないですか。
だから、上の方で使う(シリコーン)ゴムという意味をこめました。」


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